阿部一二三選手といえば、妹・阿部詩選手とともにオリンピック連覇を期待されていますね!
日本の柔道界をけん引する存在で、今後の活躍にも期待が高まっています。
そんな阿部一二三選手ですが、どのような学生時代を過ごしてきたのでしょうか。
今回は、阿部一二三選手の学歴について、調査しました!
ぜひ、最後までご覧ください。
阿部一二三の学歴は?
それではさっそく、阿部一二三選手の学歴を順番に見ていきましょう。
大学はどこ?
阿部一二三選手の出身大学は、日本体育大学体育学部武道学科(偏差値45)です。
「東京でゼロからスタートしたい」と考え、柔道のスポーツ推薦で進学。
大学を選ぶ際は、練習環境など総合的に判断し、日本体育大学であれば「さらに強くなれる」と思えたそうです。
大学時代の戦績は?
阿部一二三選手の大学時代の主な戦績は、以下の通りです。
2016年
- 4月 :全日本選抜体重別選手権66kg級 優勝
- 7月 :グランドスラム・チュメニ66kg級 優勝
- 12月 :グランドスラム・東京66kg級 優勝
2017年
- 2月 :グランドスラム・パリ66kg級 優勝
- 4月 :全日本選抜体重別選手権66kg級 優勝
- 8月 :世界選手権ブタペスト大会66kg級 優勝
- 12月 :グランドスラム・東京66kg級 優勝
2018年
- 3月 :グランドスラム・エカテリンブルク66kg級 優勝
- 7月 :グランドスラム・ザグレブ66kg級 3位
- 9月 :世界選手権バクー大会66kg級 優勝
- 11月 :グランドスラム・大阪66kg級 2位
2019年
- 4月 :全日本選抜体重別選手権66kg級 2位
- 8月 :世界選手権東京大会66kg級 3位
- 11月 :グランドスラム・大阪66kg級 優勝
日本体育大学に進学後、全日本選抜体重別選手権で連覇を達成し、グランドスラムや世界選手権も制しています。
大学1年生のときには、講道館杯で優勝。
しかし、リオデジャネイロオリンピックは海老沼匡さんが選ばれ、出場できませんでした。
このとき周囲は、阿部一二三選手のリオオリンピック出場を期待していたので、非常に残念でしたね。
しかし阿部一二三選手自身は、一次選考の2015年講道館杯で負けたので、難しいと分かっていたそうです。
このときの悔しさは、2020年東京オリンピックで晴らす!と気合いを入れたそうですよ。
大学2年生のときには、2017年世界選手権で金メダルを獲得します。
2018年でも連覇を達成し、東京オリンピックのメダル候補に名が挙がります。
この年の世界選手権では、妹・阿部詩選手も優勝し、史上初となる兄妹同時優勝を達成しました。
2連覇と兄妹での優勝は、お2人の目標だったそうですよ。
そして2020年12月には、ライバル・丸山城志郎さんを制し、東京オリンピック出場権を獲得。
東京オリンピックでは、兄妹揃って金メダルを獲得しました。
高校はどこ?
阿部一二三選手の出身高校は、神港学園高校(偏差値43)です。
この高校はスポーツ強豪校で、特に硬式野球部はプロ野球選手を多く輩出しています。
ただ柔道の強豪校ではなく、阿部一二三選手はあえてこの学校を選択。
すでに中学チャンピオンになっていましたが、恩師の信川厚氏に師事するためでした。
まだ阿部一二三選手が小学校5年生のときから、神港学園で稽古をスタート。
中学でもほぼ毎日、神港学園で練習していたそうです。
信川厚氏は、阿部一二三選手の体幹の強さに着目。
技に入ってから崩れず、最後まで投げることができ、ほかの選手と比較しても並外れていたそうです。
神港学園は設備や環境も強豪校ではなかったものの、阿部一二三選手は「神港学園でやってきたことが間違いなかった」と譲らなかったそうです。
スター候補生を育成するべく、「阿部シフト」なるものを確立。
全員練習をやめて、阿部一二三選手だけの練習をさせたそうです。
強豪校であれば、全員一斉に練習をするので、まさに阿部一二三選手のためだけの時間だったようです。
全てのペースを部員全員が、阿部一二三選手のペースに合わせます。
その結果、高校1年生で全国高校選手権73kg級において、優勝に輝きました。
全国の柔道強豪校からスカウトされていた、阿部一二三選手。
しかし、出稽古に行っていた縁を信じ、さらに進化してインターハイでは敵なしとなりました。
高校時代の戦績は?
阿部一二三選手の高校時代の戦績は、以下の通りです。
2013年
- 4月 :全日本カデ体重別選手権 66kg級 優勝
- 8月 :世界カデ選手権 66kg級 2位
2014年
- 4月 :全日本カデ体重別選手権 66kg級 優勝
- 8月 :ユース五輪 66kg級 優勝
- 9月 :全日本ジュニア体重別選手権 66kg級 優勝
- 10月 :世界ジュニア選手権 66kg級 2位
- 11月 :講道館杯全日本体重別選手権 66kg級 優勝
- 12月 :グランドスラム・東京 66kg級 優勝
2015年
- 7月 :グランプリ・ウランバートル 66kg級 2位
- 8月 :全国高校総体 66kg級 優勝
- 10月 :グランプリ・タシケント 66kg級 優勝
- 11月 :講道館杯全日本体重別選手権 66kg級 3位
2014年には講道館杯で優勝し、男子史上最年少の17歳3か月で、グランドスラム優勝を果たします。
国内のタイトルを次々と獲得し、当時全日本代表監督を務めていた井上康生さんも、「高校生のレベルを凌駕している」と賞賛していました。
だんだんシニアの大会にも挑戦し始めますが、そこではなかなか勝てませんでした。
しかし落ち込むことはなく、「この負けをどうやってプラスにするか」と考えていたそうです。
監督やコーチ、家族も応援してくれたので、「恩返ししたい。」という気持ちがモチベーションにつながったと言います。
中学はどこ?
阿部一二三選手の出身中学校は、神戸市立神戸生田中学校です。
6歳から「兵庫少年こだま会柔道部」で柔道を始めた、阿部一二三選手。
小学校2年生の時には、女子に負けてしまい、非常に悔しい思いをします。
それからというもの、練習時間以外にも自主練習するようになったそうです。
小学校時代は無名の先週でしたが、中学校で頭角を現します。
中学時代の戦績は?
阿部一二三選手の中学時代の戦績は、以下の通りです。
2011年
- 8月 :全国中学校柔道大会 男子個人55kg級 優勝
2012年
- 8月 :全国中学校柔道大会 男子個人60kg級 優勝
- 9月 :アジア・ジュニアユース選手権(17歳以下)60kg級 優勝
小学校時代に全国大会へ出場できなかったのが、非常に悔しかった阿部一二三選手。
「中学では日本一になりたい」という強い思いから、遊ばずにひたすら柔道漬けの毎日だったそうです。
その結果、才能が開花し、全日本中学校柔道大会で2階級制覇、アジアユースでも優勝しています。
中学2年生で全国中学校柔道大会優勝、翌年も連覇しています。
将来の日本代表エース候補となり、日に日に強くなっていくのを実感したそうです。
すでに高校生とも練習しており、たくさん投げられたことが良い経験となりました。
パリオリンピックでの兄妹の活躍も、期待したいですね!